鹿嶋市議会 > 2017-03-22 >
03月22日-委員長報告、質疑、討論、採決-05号

  • "東洋"(/)
ツイート シェア
  1. 鹿嶋市議会 2017-03-22
    03月22日-委員長報告、質疑、討論、採決-05号


    取得元: 鹿嶋市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    平成29年  3月 定例会(第1回)            鹿嶋市議会第1回定例会会議録議事日程(第5号)                       平成29年3月22日(水曜日) 午前10時開議第1 議案第1号 平成29年度鹿嶋市一般会計予算                         議案第2号 平成29年度鹿嶋市国民健康保険特別会計予算                   議案第3号 平成29年度鹿嶋市後期高齢者医療特別会計予算                  議案第4号 平成29年度鹿嶋市介護保険特別会計予算                     議案第5号 平成29年度鹿島臨海都市計画事業鹿嶋平井東部土地区画整理事業特別会計予算   議案第6号 平成29年度鹿島臨海都市計画下水道事業公共下水道特別会計予算          議案第7号 平成29年度鹿嶋市農業集落排水特別会計予算                   議案第8号 平成29年度鹿嶋市墓地特別会計予算                       議案第9号 平成29年度鹿嶋市公共料金等集合支払特別会計予算                議案第10号 平成29年度鹿嶋市水道事業会計予算                       議案第11号 平成29年度鹿嶋市大野区域水道事業会計予算                   議案第12号 平成28年度鹿嶋市一般会計補正予算(第6号)                  議案第13号 平成28年度鹿嶋市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            議案第14号 平成28年度鹿嶋市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)           議案第15号 平成28年度鹿嶋市介護保険特別会計補正予算(第2号)              議案第16号 平成28年度鹿島臨海都市計画事業鹿嶋平井東部土地区画整理事業特別会計補正         予算(第1号)                                議案第17号 平成28年度鹿島臨海都市計画下水道事業公共下水道特別会計補正予算(第3号)   議案第18号 平成28年度鹿嶋市公共料金等集合支払特別会計補正予算(第1号)         議案第19号 平成28年度鹿嶋市水道事業会計補正予算(第2号)                議案第20号 平成28年度鹿嶋市大野区域水道事業会計補正予算(第1号)            議案第21号 鹿嶋市新築住宅に対する固定資産税の減免に関する条例              議案第22号 鹿嶋市個人情報保護条例等の一部を改正する条例                 議案第23号 鹿嶋市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律         に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する         条例                                     議案第24号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正す         る条例                                    議案第25号 鹿嶋市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例           議案第26号 鹿島市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例        議案第27号 鹿島市税条例等の一部を改正する条例                      議案第28号 鹿嶋市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例          議案第29号 鹿嶋市介護保険条例の一部を改正する条例                    議案第30号 鹿嶋市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部         を改正する条例                                議案第31号 鹿嶋市運動施設条例の一部を改正する条例                    議案第32号 新たに生じた土地の確認について                        議案第33号 字の区域の変更について                            議案第34号 訴えの提起について                              報告第1号 専決処分について(平成28年度鹿嶋市一般会計補正予算(第5号))        報告第6号 専決処分について(平成28年度鹿嶋市一般会計補正予算(第2号))     第2 意見書第1号 運転開始から40年を超えた東海第二発電所の運転期間延長を行わないことを求          める意見書                              第3 意見書第2号 鹿嶋市内における一般国道51号の整備促進に関する意見書            意見書第3号 鹿嶋市内における県道の整備促進に関する意見書             第4 総務生活委員会所管事務調査報告                           第5 閉会中の継続調査について                              〇会議に付した事件 日程第1 議案第1号ないし議案第34号並びに報告第1号及び報告第6号について 日程第2 意見書第1号について 日程第3 意見書第2号及び意見書第3号について 日程第4 総務生活委員会所管事務調査報告 日程第5 閉会中の継続調査について〇出席議員(21名)   1番  小松﨑 敏 紀 君       3番  池 田 法 子 君   5番  川 井 宏 子 君       6番  菅 谷   毅 君   7番  樋 口 富士男 君       8番  栗 林 京 子 君   9番  佐 藤 信 成 君      10番  宇 田 一 男 君  11番  出 頭 克 明 君      12番  山 口 哲 秀 君  13番  小 池 みよ子 君      14番  西 塚 保 男 君  15番  篠 塚 洋 三 君      16番  河 津   亨 君  17番  立 原 弘 一 君      18番  坂 本 仙 一 君  19番  田 口   茂 君      20番  池 田 芳 範 君  21番  根 崎   彰 君      22番  内 田 政 文 君  23番  飯 塚 俊 雄 君〇欠席議員(なし)                                           〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       市     長      錦  織  孝  一  君       副  市  長      市  村     修  君       教  育  長      川  村     等  君       政 策 企画部長      大  川  文  一  君       政策企画部次長      君 和 田     厚  君       兼政策担当参事       重     点      池  田  茂  男  君       プ ロ ジェクト       推 進 室 長       ま ち づ く り      鈴  木  欽  章  君       政 策 課 長       財 政 課 長      櫻  井  浩  子  君       総 務 部 長      杉  山  敏  之  君       総 務 部 次 長      細  田  光  天  君       人 事 課 長      君 和 田  浩  幸  君       市 民 生活部長      堀  田  博  史  君       市民生活部次長      平  山  く に 子  君       健 康 福祉部長      石  川  克  己  君       兼福祉事務所長       健康福祉部次長      野  口  ゆ か り  君       健康福祉部次長      津  賀  利  幸  君       兼 福 祉事務所       次     長       経 済 振興部長      栗  林     裕  君       経済振興部次長      桐  生  進  一  君       兼港湾振興室長       都 市 整備部長      林     昌  利  君       兼水道事業都市       整 備 部 長       都市整備部次長      絹  張  正  作  君       兼水道事業都市       整 備 部 次 長       会 計 管 理 者      坂  本     衛  君       教 育 委 員 会      塚  原  長  夫  君       事 務 局 部 長       教 育 委 員 会      浅  野     正  君       事 務 局 次 長       農 業 委 員 会      箕  輪  要  一  君       事 務 局 長       監 査 委 員      磯  網  俊  一  君       事 務 局 長                                           〇本会議に出席した事務局職員       事 務 局 長      大 久 保  幸  司       事 務 局 課 長      小  田  光  男       事 務 局 係 長      小  沼  秀  嗣 △開議の宣告 ○議長(池田芳範君) ただいま出席議員は21名で、定足数に達しておりますから、議会は成立をいたしました。 これより本日の会議を開きます。                                   (午前10時04分) △議案の送付 ○議長(池田芳範君) 次に、委員会から議案が提出されましたので、報告をさせます。 事務局長。          〔事務局長 大久保幸司君登壇〕 ◎事務局長大久保幸司君) 命によりご報告いたします。                                     平成29年3月22日 鹿嶋市議会議長 池 田 芳 範 様                       提出者 都市経済委員会委員長 山 口 哲 秀          議 案 の 提 出 に つ い て 鹿嶋市議会会議規則第14条第2項の規定に基づき、次の議案を別紙のとおり提出します。                      記 意見書第2号 鹿嶋市内における一般国道51号の整備促進に関する意見書      =及び= 意見書第3号 鹿嶋市内における県道の整備促進に関する意見書 以上でございます。 △議案第1号~議案第34号、報告第1号及び報告第6号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(池田芳範君) これより議事日程に入ります。 日程第1、議案第1号ないし議案第34号、報告第1号及び報告第6号を一括して議題といたします。 これより順次各常任委員会委員長の報告を求めます。 まず、総務生活委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、小池みよ子君。          〔総務生活委員会委員長 小池みよ子君登壇〕 ◎総務生活委員会委員長小池みよ子君) 総務生活委員会委員長報告。 去る3月7日の本会議において総務生活委員会に付託されました案件について、3月8日に総務生活委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、議案第21号ないし議案第28号並びに議案第32号及び議案第33号の10議案であります。 審査経過でありますが、付託案件について執行部より議案内容の説明を受け、慎重に審査を行いました。 議案第21号 鹿嶋市新築住宅に対する固定資産税の減免に関する条例については、近年の新築住宅の棟数及び転入者の新築住宅棟数、2世帯住宅での面積要件について質疑がありました。また、事業推進のため、他の自治体と差別化を図れるような諸施策についても検討してはどうかとの意見がありました。 議案第22号 鹿嶋市個人情報保護条例等の一部を改正する条例については、条例を改正する理由について質疑がありました。 議案第25号 鹿嶋市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例については、月額を日額に変更する理由について質疑がありました。また、必要な手当については支給すべきとの意見がありました。 議案第26号 鹿島市職員の勤務時間、休暇等に関する条例等の一部を改正する条例については、介護休暇活用の奨励や周知方法と職員への意識づけの徹底及び休暇期間の適正性に関しての質疑がありました。 議案第28号 鹿嶋市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例については、身分証交付に至った経緯、身分証の有効期間を延長する理由について質疑がありました。 採決の結果、議案第21号ないし議案第28号並びに議案第32号及び議案第33号の10議案は全会一致をもって、それぞれ必要かつ適正と認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、総務生活委員会委員長報告といたします。 ○議長(池田芳範君) 次に、文教厚生委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、出頭克明君。          〔文教厚生委員会委員長 出頭克明君登壇〕 ◎文教厚生委員会委員長出頭克明君) 文教厚生委員会委員長報告。 去る3月7日の本会議において文教厚生委員会に付託されました案件について、3月8日に文教厚生委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 まず、審査に先立ち、鹿嶋市運動施設条例の一部を改正する条例に関連し、北海浜多目的球技場整備事業進捗状況及び高松緑地温水プールの状況等について現地調査を行い、調査終了後、付託案件の審査を行いました。 本委員会に付託されました案件は、議案第29号ないし議案第31号の3議案であります。 審査経過でありますが、主な内容につきましては次のとおりであります。 初めに、執行部に対し議案に関する詳細な説明を求め、議案の趣旨、内容、根拠について理解を深めました。 議案第30号 鹿嶋市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、離れた施設間での小中一貫教育の考え方、義務教育学校制度創設に伴う他の条例改正の有無、義務教育学校の教員免許について質疑がありました。 議案第31号 鹿嶋市運動施設条例の一部を改正する条例については、北海浜多目的球技場サッカー場使用料における料金設定の妥当性、減免の対象、他球技場との比較、施設利用の見通し、管理体制、塩害の影響などについて質疑がありました。また、料金設定に際しては、市民サービス面への配慮について意見がありました。 案件について慎重に審査を行い、採決の結果、議案第29号ないし議案第31号については、全会一致をもっていずれも必要かつ適正と認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(池田芳範君) 次に、都市経済委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、山口哲秀君。          〔都市経済委員会委員長 山口哲秀君登壇〕 ◎都市経済委員会委員長山口哲秀君) 都市経済委員会委員長報告をいたします。 去る3月7日の本会議において都市経済委員会に付託されました案件について、3月8日に都市経済委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、議案第34号 訴えの提起についての1議案であります。 審査に先立ち、平井東部区画整理地内及び鉢形地区液状化対策工事現場現地調査を行い、調査終了後、付託案件の審査を行いました。 審査経過の主な内容につきましては、次のとおりであります。 初めに、付託された案件について、執行部から詳細な説明を受け、質疑を行いました。 質疑においては、訴えの提起に係る考え方、提訴の時期、判決と認諾の違いについて質疑がありました。また、訴えの取りやめや和解の方策、これまでの議会の議論を踏まえ、進めるべきとの意見がありました。 討論においては、2名の委員から、市が市民を訴えることはやめ、話し合いで進めるべき、裁判を続けるより和解の方向を模索すべきとの反対討論が、1名の委員から、本件は平井東部土地区画整理事業検証特別委員会で検証された内容に沿うものであるとの賛成討論がありました。 採決の結果、議案第34号については、可否同数により委員長において原案のとおり可決すべきものと裁決いたしました。 以上が本委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、都市経済委員会委員長報告といたします。 ○議長(池田芳範君) 次に、予算決算常任委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、坂本仙一君。          〔予算決算常任委員会委員長 坂本仙一君登壇〕 ◎予算決算常任委員会委員長(坂本仙一君) 予算決算常任委員会委員長報告をいたします。 去る3月7日の本会議において予算決算常任委員会に付託されました案件及び閉会中の継続審査となっていました案件について、3月7日に予算決算常任委員会、続く13日及び14日に予算決算常任委員会分科会、16日に予算決算常任委員会理事会、17日に予算決算常任委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果についてご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、議案第1号ないし議案第20号の20議案、報告第1号及び平成28年第3回定例会より継続審査となっていました報告第6号であります。 まず、議案第12号ないし議案第20号の平成28年度各会計補正予算案について執行部より説明を受け、慎重に審査を行いました。 議案第12号 平成28年度鹿嶋市一般会計補正予算(第6号)については、大気汚染観測局備品修繕費の減額の要因、二次救急病院運営費補助金増額医療講座寄附金減額との関係及び医師確保への影響、合併浄化槽設置補助金周知方法地域公共交通網形成計画策定委託料減額理由人事交流事業未実施の理由、震災復興特別交付税減額理由、職員のパソコンなどに係る電算機借上料減額の内容、公債費利子減額の内容、土地区画整理事業関係経費弁護士報酬計上の理由などについて質疑がありました。 また、高度処理型合併浄化槽設置補助については、海岸部に放流するものについても対象とすべき、人事交流負担金事業実施が確定してから予算計上すべき、裁判に要した費用を相手方に請求すべき、予算編成時に金額を精査し、大幅な減額とならないよう努めるべき、予算は計画的に執行すべきなどの意見がありました。 議案第16号 平成28年度鹿島臨海都市計画事業鹿嶋平井東部土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)については、裁判の確定に伴う歳入の有無、保留地の総面積と処分実績について質疑がありました。また、保留地処分金を基金に積み立てするのではなく、その都度、一般会計に戻すべきとの意見がありました。 議案第17号 平成28年度鹿島臨海都市計画下水道事業公共下水道特別会計補正予算(第3号)については、浄化センター施設管理費減額理由について質疑がありました。 議案第18号 平成28年度鹿嶋市公共料金等集合支払特別会計補正予算(第1号)については、電気料金改定等を予測して予算を計上すべきとの意見がありました。 議案第19号 平成28年度鹿嶋市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第20号 平成28年度鹿嶋市大野区域水道事業会計補正予算(第1号)については、工事費の減額理由について質疑がありました。 採決の結果、議案第12号ないし議案第20号については、全会一致をもっていずれも必要かつ適正と認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、報告第1号の平成28年度鹿嶋市一般会計補正予算(第5号)の専決処分について慎重に審査を行いました。 報告第1号については、ふるさと納税寄附者に対する返礼品の調達状況市内業者への影響について質疑がありました。また、返礼品ありきのふるさと納税ではなく、本市の取り組んでいる施策等に対し支援していただけるよう工夫すべきとの意見がありました。 採決の結果、報告第1号は全会一致をもってそれぞれ必要かつ適正と認め、原案のとおり承認すべきものと決しました。 次に、議案第1号ないし議案第11号の平成29年度各会計予算案について、執行部より予算概要及び主要事業の説明を受け、総括質疑を行いました。 議案第1号 平成29年度鹿嶋市一般会計予算については、財源確保策としての未利用市有地売却の内容、市税減の要因、労働行政施策の今後の展開、大野区域水道事業出資金減額の理由、臨時財政対策債発行に対する市の考え方、専門嘱託職員報酬人件費算入の有無、財政調整基金起債残高の推移と今後の市の方針、国の推進する公共施設等適正管理推進事業と市の施策との整合性及び今後の公共施設管理に対する市の考え方、教育費の増と災害復旧費の減の要因、庁舎等LED照明設置に関してリース方式を採用する理由、防犯灯のLED化に対する市の考え方、市債発行額の増や公債費の増等に伴う財政構造の硬直化に対する長期的な見通し、小中学校エアコン整備の方針変更の経緯と財源の見込み、自動販売機の設置に係る入札制度を活用しない理由、議会費減の要因、予算執行率の次年度予算編成への影響、エフエムかしま市民放送株式会社への市としての株主責任と予算等への反映状況、実質単年度収支が連続赤字となっていることに対する市の考え方などについて質疑がありました。 また、移住定住促進事業などの市外向けの施策ばかりでなく、市民向けの施策とのバランスを考えるべき、復興交付金事業など震災の影響による予算を除いて予算の年度比較を行うべき、財政状況を踏まえ、市税や使用料などの収納率向上に向け、特別会計も含め横断的に取り組むべき、小中学校エアコン整備に際しPFI等の活用を検討すべき、財政状況の長期的なビジョンを示すべき、自主財源確保策として自動販売機設置に関する入札制度導入を検討すべきなどの意見がありました。 総括質疑の後、総務生活分科会文教厚生分科会都市経済分科会の3分科会に分担し、3月13日及び14日にそれぞれの分科会において慎重に審査を行いました。 3月17日に、採決に先立ち、各分科会委員長からそれぞれの分担事項について審査経過の報告を受けました。 議案第1号 平成29年度鹿嶋市一般会計予算については、2名の委員から、小中学校エアコン整備待機児童対策などを評価する。子どもの医療費助成などをさらに充実すべき、歴史資料館建設については、さらに議論が必要、正職員と非常勤職員との格差の問題、コンサルタントへの委託業務が多い、多額の建設事業実施に伴う市債残高増による将来負担増大を招かないよう予算編成すべき、委託料等業務内容について詳細な説明をすべきなどの意見を付しての賛成討論がありました。 議案第10号 平成29年度鹿嶋市水道事業会計予算及び議案第11号 平成29年度鹿嶋市大野区域水道事業会計予算については、1名の委員から、県企業局からの水道水の購入契約水量や購入単価を精査すべきとの意見を付しての賛成討論がありました。 採決の結果、議案第1号ないし議案第11号については、全会一致をもっていずれも必要かつ適正と認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、本委員会においては、平成29年度予算の分科会審査に際し、より慎重な審査を行うため現地調査を行うとともに、平成27年度決算審査における評価事業9件及び主要事業から新たに抽出した事業9件について重点調査を行いました。その調査結果は、お手元に配付いたしました分科会予算調査報告書のとおりであります。 次に、継続審査となっていました報告第6号、平成28年度鹿嶋市一般会計補正予算(第2号)の専決処分について、執行部より説明を受け、慎重に審査を行いました。 報告第6号については、訴訟の経過や配付資料の内容、訴訟内容の閲覧制限と市の考え方などについて質疑がありました。 質疑終了後、4人の委員から、概要説明もなく承認はできない。閲覧制限されている部分以外は誰でも閲覧できるものであり、それを明らかにしないのは理解できないなどの意見を付しての反対討論がありました。 また、3名の委員から、訴訟を提起されたのだから弁護士に依頼すべきであり、着手金の予算化は必要不可欠である。今後は進捗状況を随時議会に説明すべきなどの意見を付しての賛成討論がありました。 採決の結果、報告第6号は賛成多数をもって必要かつ適正と認め、原案のとおり承認すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、予算決算常任委員会委員長報告といたします。 ○議長(池田芳範君) 以上で各委員長の報告を終わります。 なお、各委員会の審査報告書の写しはお手元に配付してあります。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) 質疑はありませんので、以上で委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。 17番、立原弘一君の発言を許可いたします。 17番、立原弘一君。          〔17番 立原弘一君登壇〕 ◆17番(立原弘一君) 皆さん、おはようございます。17番議員の立原弘一です。日本共産党を代表いたしまして、議案第1号 平成29年度鹿嶋市一般会計予算に賛成の立場から討論をいたします。 賛成と申しましても、手放しで賛成できる内容とは言いがたく、さまざまな問題点を指摘すると同時に、各定例会の予算常任委員会等で随時チェックさせていただきながら、適切な予算執行を議会として見守っていくことが大前提となるのは言うまでもありません。 全体的な内容を申し上げるならば、ご存じのように市税収入の落ち込みが今後予想される問題です。29年度の市税収入が28年度に比べ約1億円減っていますが、今後も毎年約1億円ずつの減少が予想されていることです。その一方では、市債、つまり借金が増加しており、将来的に債務超過にならないよう特段の注意が必要であろうと判断するものであります。今後、維持管理費を伴う箱物の建設については、絶対だめとは言わないものの、市民の目線に立って本当に必要なものなのか、福祉、暮らし、教育のために必要な、さらに地域に密着した内容に限られるべきものと考えます。 いずれにしても、鹿嶋市の財政構造が硬直していることについて、長年の課題になっているという事実に鑑み、地方自治の本旨であるところの住民福祉の向上を前進させながら、財政の健全性を向上させることも大きな目標としなければなりません。夕張市を初めとし自治体財政が破綻しているところの特徴で象徴的なのは、国の政策に踊らされて大規模なテーマパークや箱物を建設し、そこに産業構造の変化などで急激な人口減少に見舞われ、税収の激減で破綻に追い込まれるという図式が目立っています。同じ轍を踏まないための構えを心がけておくことも求められます。 内容的な不安と先行きの不透明感を拭い切れない思いはありますが、29年度予算の内容を個々に判断すると、極めて重要なものが多く含まれており、ぜひとも維持し、充実させたい内容がありました。その筆頭は、県内でほかに先駆けて実施している18歳までの子どもの医療費助成制度であります。国からの不当な圧力の中でも維持していることについては大いに評価をさせていただきたいというふうに考えます。と同時に、一部負担の撤廃など、さらなる充実に取り組んでいただきたいと思います。 そして、都市部で大きな問題になっている保育園の待機児童問題ですが、鹿嶋市ではここ数年、待機児ゼロを何とか実現していることも評価すべきものと判断いたしました。もちろん保護者の皆さんなどからさまざまな改善の要求が出ていることも存じておりますが、待機児童ゼロを維持しながら改善充実に取り組んでいってもらいたいと考えます。保育士さんの待遇改善についても、さらに取り組んでいただきたいと思います。 そして、ようやく実現に向けて動き出した小中学校普通教室へのエアコン設置も長年の課題でありました。早期実現に向けて努力を尽くしていただきたいと思います。温水プールや歴史館問題も、市民の中では賛否両論で大きな話題になっていますが、住民が不安に思う中身は、必要か不要かというものではなく、内容や規模など、市の身の丈から見て適切なものになっているのかどうかなのではないかと思います。大事なことは住民間のコンセンサスが得られるよう、情報の開示と説明責任を果たしていくことが重要であると考えます。 最後に、全体的な課題を申し上げて終わりたいと思います。職員間の同一労働同一賃金の原則を徹底する方向での是正をさらに進めていただきたいのと、さまざまな事業展開に必ずついて回ることですが、コンサルタントに対しての支払い額の内容をぜひとも精査していただきたいと思います。現在、専門家等が指摘しているコンサルタントバブルに神経をとがらすべきときだと、あえて指摘しておきたいと思います。 東洋経済などでも特集されていますが、地域の将来の行方をコンサルタント任せにしてしまっては、結果は見込めない。名ばかりコンサルタントに任せるなと警鐘を鳴らしています。もちろん全体を否定するものではありませんが、地方創生の基本計画であるまち・ひと・しごと総合戦略、その戦略策定に自治体の多額の予算が投入されており、怒濤の外注にコンサルタントの手が足りないという話が聞かれます。少なくとも何から何までコンサル任せにするのではなく、せめて独自に検証する力を早急に整備するべきだと考えます。 さまざまなことを言わせていただきましたが、最少の予算で最大の効果をの原則を意識していただきながら、住民自治のさらなる発展のために力を尽くしてくださるよう心より訴えまして、討論を終わります。 ○議長(池田芳範君) 次に、9番、佐藤信成君の発言を許可いたします。 9番、佐藤信成君。          〔9番 佐藤信成君登壇〕 ◆9番(佐藤信成君) 9番議員、鹿嶋をわくわくさせる会の佐藤です。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、議案第1号ないし議案第4号については賛成、報告第6号については反対の旨の討論を一括で行わせていただきます。 平成29年度の予算編成については、執行部、特に財政課における調整業務については、年々厳しさを増していることと思います。私から申し上げたいのは、増え続ける医療、福祉に係るお金、その中の鹿嶋市が負担する部分をどう賄っていかなければならないのかであります。特に来年度の国民健康保険特別会計の予算は、前年度と比較して4億7,091万2,000円の増額を見込んだ予算となっております。おおよそこの内訳として、私の試算で鹿嶋市の負担分だけで1億円以上増えているのではないかなと判断しております。国民健康保険特別会計だけでも市の負担がこれほど増えてしまっている中、現行制度ではこの傾向は少なくても10年以上は続くのではないかと考えておりまして、鹿嶋市全体の会計予算について、じわじわと大きな影響を与えていくということを懸念しております。この点については、特にジェネリック医薬品の利用率の向上や疾病予防のさらなる促進などによる歳出の抑制を図るとともに、収納率の向上に努めていただきたいと考えております。 収入についても減収傾向が見えております。その中でも、市の執行部の工夫によるふるさと納税の取り組みなど収入が拡大している科目もありまして、大変評価をしているところであります。その一方で強く意見をしたい点は、目的外財産の使用制度の活用が不十分なのではないかという点であります。目的外財産の活用については、本会議において今定例会一般質問において小池議員からも、またおととしの3月議会においても私も指摘をしている内容であります。 平成18年に地方自治法が改正され、行政財産の目的外使用が認められ、鹿嶋市でも屋根貸し事業を始めています。この点については評価しております。一方で、法改正に合わせて、各自治体では公有施設に設置されている自動販売機の設置料金について、入札制度などを活用して自治体の収入に充てています。都道府県では40前後の県が入札制度を活用して、年間で数千万円から数億円の単位の収入を得ています。茨城県についても実施済みです。 県内の市町村では、たとえば阿見町では、市の庁舎に設置している自動販売機については1台95万円で場所貸しをしています。また、私が2年前の一般質問で例示した龍ヶ崎市においては、平成27年度の自動販売機関連収入として、龍ヶ崎市単体、龍ヶ崎市の市役所関係として347万円、社会福祉協議会の収入として811万円、また、まちづくり文化財団分の収入として302万円の収入実績を上げております。これら龍ケ崎市では、79台で1,460万円もの収入を得ております。これは、自動販売機1台当たりに直しますと18万5,000円の収入となっております。 これに対して鹿嶋市では、60台で70万円弱の収入となっております。1台当たりに直すと約1万1,000円となります。仮に龍ヶ崎市と同程度の入札結果、単価が得られたとすれば、約1,100万円の収入となります。阿見町や龍ヶ崎市は県内の一例でありまして、茨城県内のほかの市町村でもこの入札制度を導入を進めております。1,000万円も継続的に収入が見込めるのであれば、交通弱者対策を充実させたり、東京に通学している学生さんに対しての交通費の補助金制度を新設したり、また、これまで行っていたが廃止になってしまった子どもたちの海外短期留学制度を復帰させたりなど、鹿嶋市独自の政策に充てることもできるのではないかと考えております。入りをはかりて出るをなすという言葉があります。 3月度の補正予算を見ても減額補正が多く見られました。見方によれば、予算の執行率が低かったのではないかという見方もありますが、事業が執行されず余ってしまったのであれば問題だと思いますが、単価の見直しなど執行部の努力によって減額になった部分も多いとの説明でありましたので、その点については高い評価をいたします。 また、減額補正が多かった点については、単価交渉の過程で下がる部分を見越せなかったのかもしれませんが、28年度、29年度の予算編成、また決算の傾向を見きわめて、30年度予算編成の際には、より補正額の少ない当初予算編成をお願いしたいと思います。 当初から精度の高い見積もりで予算編成をすれば、その分、当初予算で始められなかった新規事業や中止せざるを得なかった事業の存続などにもあらかじめ予算を充当できる余地が出てくると考えているからであります。こうしたことから、全体的に出るをなすという部分では執行部の姿勢を大変評価しております。 また、入るをはかりての部分に関しても、ふるさと納税の増加への取り組みについて、すばらしい成果を上げましたので、29年度予算も増額補正となることを期待しております。これらの商品開発についても、昨年度の鹿嶋市議会ふるさと納税推進の決議に基づき、私たちも引き続き商品開発に取り組んでいきたいと考えております。 そして、ふるさと納税の取り組みと同様に、目的外財産の有効活用への研究を進めていただき、厳しい財政運営の一助としていただくことを期待申し上げまして、議案第1号ないし4号に関しての私の賛成討論を終結いたします。 引き続きまして、報告第6号について、反対の立場で討論をいたします。 この案件については、半年前の補正予算について継続審議となっていた案件であります。反対の理由として、内容がよくわからないものについては賛成できない。つまり議員は内容がわからない事案であっても、白紙委任をするかどうかが論点となっていたのではないかと考えております。内容としては、民事訴訟の応訴、裁判に応える応訴、つまり鹿嶋市が訴えられた事件についての弁護士費用の専決処分に同意するか否かの問題です。 これまでは、裁判所の閲覧制限にかかっているため、また原告側のプライバシーに配慮するためといった理由で、議会側には情報が開示されておりませんでした。しかしながら、6月の全員協議会の本事案の説明時に内容が一切伝えられなかったにもかかわらず新聞報道がされてしまい、事件の内容については多くの人が知ることとなりました。この時点で、事件の概要について議会に説明することによって失われる被告である鹿嶋市の利益は大幅になくなっているのではないかと考えております。 また、民事訴訟については、係争中の案件であっても裁判記録の閲覧が認められております。つまり不動産や会社情報と同じように法務局に行って登記簿を閲覧するのと同じように、裁判所に行けば事件番号を伝えれば裁判の経過を誰もが知ることができる、こういった司法制度になっているわけであります。新聞報道によって多くの人がその内容を知っており、さらに裁判所に行けば誰でも新聞の記録を閲覧することができる情報であるにもかかわらず、議会に説明できないというのでは、なかなか賛成しづらいというのが私の考えであります。 過日行われた委員会の中での賛成討論の中でも、市が訴えられたのだから受けて立たなくてはならないという趣旨もありましたが、裁判は、もう受けて立っているところであります。また、裁判を起こすには議会の同意が必要となりますが、訴えられたときの応訴については議会の同意は不要となっております。また、必要な弁護士費用だから払わなければならないという意見もありましたが、弁護士費用も既に支払われております。議会が同意しようが、しまいが、裁判は粛々と進められていくわけでありまして、裁判費用も払われているわけであります。 私どもも個人を特定する情報を開示してほしいと言っているのではなく、事件の概要を最低でも新聞報道で伝えられている内容の範囲の中で、また裁判記録の閲覧で手に入る情報の範囲で、それも明細にとは言いませんでした。簡単に説明してくださるだけでも、恐らくみんなが納得して同意できたのではないかと考えております。 現在も東京都議会では、証人喚問ということで元都知事の方を呼び出して、いろんな議論をされているところでありますが、ああいった議論というものを元の都知事に追及するのではなくて、時の都議会の方々が瑕疵担保責任を放棄したのはどうしてなのか、そういったことを移転をするとき、決定するときに本当は議会としては議論をしていかなければならない事案だったと思います。そういった議論をせずに、執行部の出されたものだからということで同意をしている、そうしたことが結果的にこういった地方自治体の混乱を招いている。私はこの問題については大きな問題になると思っていませんし、裁判についても粛々と進めていかなければならないし、もちろん弁護士費用もかかる費用だから払わなければならないと考えております。 私の考えをまとめますと、新聞報道がなされてしまっている、また誰でも裁判記録が閲覧できる状態である。また、閲覧制限と言っていますが、それは特定の情報だけで、事件の概要については公開されている。そういった情報を説明していただかない限りは、私としてはこれまでその点について継続審査を主張してきたわけでありますので、本案件については同意できかねるという判断に至りました。 以上で私の反対討論を終結いたします。
    ○議長(池田芳範君) 以上で通告による討論は終了いたしました。 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議案第1号ないし議案第33号を一括して採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第1号ないし議案第33号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第34号 訴えの提起についてを採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(池田芳範君) 起立多数であります。 よって、議案第34号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、報告第1号を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案承認であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) ご異議なしと認めます。 よって、報告第1号は委員長の報告のとおり承認されました。 次に、報告第6号 専決処分について(平成28年度鹿嶋市一般会計補正予算(第2号))を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案承認であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(池田芳範君) 起立多数であります。 よって、報告第6号は委員長の報告のとおり承認されました。 △意見書第1号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(池田芳範君) 日程第2、意見書第1号を議題といたします。 総務生活委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、小池みよ子君。          〔総務生活委員会委員長 小池みよ子君登壇〕 ◎総務生活委員会委員長小池みよ子君) 総務生活委員会委員長報告。 去る3月7日の本会議において総務生活委員会に付託されました意見書第1号について、3月8日に総務生活委員会を開催し、審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 意見書第1号 運転開始から40年を超えた東海第二発電所の運転期間延長を行わないことを求める意見書については、運転開始から間もなく40年になる東海第二発電所の運転期間を最長で20年間延長することのないよう、地方自治法第99条の規定に基づき、国の関係機関へ意見書を提出する内容であります。 審査経過でありますが、提出者である菅谷毅議員に本委員会に出席を求め、慎重に審査を行いました。審査においては、原則40年で廃炉することの妥当性、国の関係機関への意見書を提出する意義、地元住民の声について質疑がありました。また、産業界のことを考えると、40年で廃炉は難しいように思われる。安全性を考えると40年前の施設の運転期間延長を行わないよう求めていくべきである。民間の事業に国が干渉すること自体に疑問があり、本内容では国への意見書提出の趣旨にそぐわないとの意見がありました。 採決の結果、意見書第1号は賛成少数で、否決すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました意見書の審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、総務生活委員会委員長報告といたします。 ○議長(池田芳範君) 以上で委員長の報告を終わります。 なお、委員会の審査報告書の写しはお手元に配付してあります。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 11番、出頭克明君。 ◆11番(出頭克明君) それでは、質問させていただきます。 この意見書なのですけれども、採決したのが3月8日であります。前橋地裁で国や東電の責任がある判決が出たのが3月17日だと記憶しておりますけれども、この報告書の中の中段、国の関係機関への意見書を提出する意義についてどのような内容なのか、答弁願います。 ○議長(池田芳範君) 委員長、小池みよ子君。          〔総務生活委員会委員長 小池みよ子君登壇〕 ◎総務生活委員会委員長小池みよ子君) 答弁いたします。 国の指針が決まっていない今、周辺自治体がこのような意見書を提出していないということもあり、今回、国からの方針、指針が全く示されておらず、東海に対する意見書は改めて出す必要を認めないということで、国の原子力政策の具体的な方針が示された段階で判断してもよいのではないかという意見がありました。 以上です。 ○議長(池田芳範君) 出頭克明君の2回目の質疑を許可いたします。 ◆11番(出頭克明君) 最後になりますけれども、質疑ではありません。ただ、3月8日時点では司法の判断、判決が皆さんわからないまま、この委員会に臨んでいるということだけお伝えして、質疑を終了します。 ○議長(池田芳範君) ほかにございませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) ないようですので、以上で委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。 11番、出頭克明君の発言を許可いたします。 11番、出頭克明君。          〔11番 出頭克明君登壇〕 ◆11番(出頭克明君) 意見書第1号 運転開始から40年を超えた東海第二発電所の運転期間延長を行わないことを求める意見書に賛成の立場から討論させていただきます。 まず、その理由として、1つ目、人類は原子力発電に対し技術的進展がないがままに幾度となく事故を繰り返していることについてです。1979年、スリーマイル島でのレベル5の原子力事故、1986年にチェルノブイリでのレベル7の原子力事故、そして2011年に福島第一原子力発電所事故がレベル7という最悪な原子力事故を招いている事実に基づき、スリーマイル島事故から福島第一原発まで32年間、原子力発電所に対する技術的な進展がないと言える。イコール原子力をコントロールできないということにつながる。 2つ目、使用済み核燃料の処分問題について。使用済み核燃料の発生率は処理能力を上回っている状況にあり、日本はおろか地球レベルでの大問題である。核発電所内にある使用済み燃料冷却プールでの対応が限界に達しているとも報道でされている。 3つ目、日本原子力発電株式会社は、安全性より経済性を重視しているのではないかについて。日本原子力発電株式会社の事業内容は、原子力による発電事業である。東海第二発電所及び敦賀発電所1号機、2号機であるが、いずれも稼働停止状態にある。電力会社に売電し利益を上げることになっているにもかかわらず、売電ゼロの状況である。そのような状況の中、敦賀原発に関しては、2012年12月10日に原子力規制委員会が敦賀原子力発電所2号機直下の破砕帯について、活断層の可能性が高いとの見解を示したことで、敦賀原発の再稼働が極めて困難になり、廃炉の可能性も出てきた。廃炉となると資産の目減りや廃炉費用で莫大な損失を出し、会社が破綻する可能性まで出てきたことになる。日本原子力発電株式会社の筆頭株主は電力会社9社である。その9社で約85%の株を所有している。9社のうち数社は、株主だけにとどまらず、日本原子力発電株式会社の債務保証までしていると新聞記事で報道されている。もちろん再稼働することは、営利を求める企業として当然のことながら、事故が起きた場合、甚大な被害を近隣地域に及ぼすことから、営利性より安全性が担保できない以上、稼働すべきでないと判断できる。以上の説明で、経済性を理由として稼働計画をしていることを否定できない。 4つ目、福島第一原発事故の損害賠償例について。福島第一原発事故による賠償金は2017年3月時点で約7兆円に及んでいる。いまだに賠償交渉をしている案件も多数である。避難者については、特に子どもが避難先の学校でいじめの被害に遭っている。農産物、魚介類については、福島県を初めとする近隣地域の農産物、魚介類に実害を含む風評被害がいまだに続いている。たとえば皆さんがスーパーに同じ値段で売られている商品が福島県産と原発事故から離れた地域のものが並んで売っていたとします。自分の子どもや孫に食べさせるために、どちらの産地を選択するでしょうか。実際、仲卸業界などでは福島県産の買いたたきまで起きている現状です。本来このようなことを言うこと自体、風評被害につながると懸念するところですが、東電の被害者に対する対応が余りに誠意に欠けると思われるので、あえて言わせていただきました。 5つ目、最後に司法の判断についてです。東京電力福島第一原発の事故で福島県から群馬県に避難した住民が生活基盤を失い、精神的苦痛を受けたなどとして、国と東京電力を相手に損害賠償を求めていた集団訴訟の判決が前橋地裁でありました。地裁は、国や東電は巨大津波の到来を予見することができ、事故を防げたと指摘し、両者に賠償命令を命じました。事故をめぐる一連の裁判の中で、国や東電の過失が認められたのは初めてのことです。従来の司法判断の流れから見れば、大きく踏み込んでおり、唐突な印象も否めない。だが、常に万一の事態を想定し、安全を確保するための備えを尽くすべきであるという裁判所の考えが明確に示されたことの意味は重い。2002年に巨大地震発生の可能性を示す長期評価が出され、国と東電は津波が来ると予想できた。それを受け、国は東電に対策を命じる権限があったのに怠った。判決は、そう結論づけました。 最後に、原発事故における地震や津波は要因であって、原発があること自体が原因であると私は考えます。 以上の理由により、東海第二発電所の運転再開は行わず、速やかに廃止することを求める意見書の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(池田芳範君) 以上で通告による討論は終了いたしました。 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 意見書第1号を採決いたします。 採決は、委員長報告に対しての賛成かどうかではありません。意見書そのものに対して賛成かどうかを諮りますので、ご注意を願います。 本件に対する委員長の報告は否決であります。よって、本件は原案について採決いたします。 お諮りいたします。意見書第1号 運転開始から40年を超えた東海第二発電所の運転期間延長を行わないことを求める意見書は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(池田芳範君) 起立多数であります。 よって、意見書第1号は原案のとおり可決されました。 △意見書第2号及び意見書第3号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(池田芳範君) 日程第3、意見書第2号及び意見書第3号を一括して議題といたします。 提出議案の説明を求めます。 都市経済委員会委員長山口哲秀君。 委員長、山口哲秀君。          〔都市経済委員会委員長 山口哲秀君登壇〕 ◎都市経済委員会委員長山口哲秀君) それでは、意見書第2号 鹿嶋市内における一般国道51号の整備促進に関する意見書について、及び意見書第3号 鹿嶋市内における県道の整備促進に関する意見書について、提案理由の説明をいたします。 初めに、意見書第2号についてです。鹿嶋市を南北に縦断している一般国道51号は、2002年のFIFAワールドカップ日韓開催に合わせて、新神宮橋から鹿嶋市清水までの区間を鹿嶋バイパスとして暫定2車線を整備し供用されて、現在に至っております。一方、新神宮橋は、東日本大震災の影響もあり、平成26年度に神宮橋かけかえ事業として4車線が事業化され、現在整備に向けて事業が進められており、今後その利便性が飛躍的に向上することが期待されております。 鹿嶋市では、2019年の茨城国体において、県立カシマサッカースタジアムを会場にサッカー競技が行われる予定になっております。また、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックでも、サッカー競技会場としての検討がなされていることから、一般国道51号鹿嶋バイパスの整備促進が求められています。よって、鹿嶋市内における一般国道51号鹿嶋バイパス(新神宮橋を含む)の整備に必要な財源を確保するとともに、早期整備を図ることについて、国会及び関係行政庁に対し、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出するものです。 次に、意見書第3号です。道路は、市民が安全安心に暮らし続けることのできる社会を構築し、効率的な経済活動を行うため、最も基本的かつ重要なインフラです。鹿嶋市内の大動脈となっている国道51号及び国道124号は、2002年のFIFAワールドカップ日韓開催に合わせてバイパス化され、その機能を十分に発揮しております。しかし、県道鉾田―鹿嶋線を初め、県道荒井―行方線、さらには都市計画道路宮中佐田線においては、いまだに未整備区間もあることから、2019年の茨城国体や2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて、これら路線の早期整備と道路ネットワークの構築が急がれております。 よって、茨城県知事に対し、鹿嶋地内における県道3路線の整備に必要な財源を確保し、着実に道路整備を推進するよう、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出するものです。 以上のとおり提案をいたしますので、お手元の議案書等によりご審議の上、適切な議決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(池田芳範君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 19番、田口茂君の質疑を許可いたします。 ◆19番(田口茂君) 山口委員長に2点質疑したいと思います。 1点目の国への要望について意見書を提出すると。また、県についても意見書を提出するということですけれども、国に対しては、スタジアム周辺の交通渋滞問題を含めて大変重要な内容だなということであります。もう一点は、県に対しては、どうも来年度の予算について、鹿嶋市への県の予算は相当厳しいという情報も入っているところであります。 そこで、お聞きしますけれども、提出するだけなのか、その後のアクション、たとえば国交省などに正副議長、正副委員長が直接お願いに行く。さらには、県知事に対しても同様、正副議長、正副委員長で要請に行ってはどうかと思いますけれども、これについて考え方をお聞きしたいと思います。 ○議長(池田芳範君) 田口茂君の1回目の質疑に対する答弁を求めます。 委員長、山口哲秀君。          〔都市経済委員会委員長 山口哲秀君登壇〕 ◎都市経済委員会委員長山口哲秀君) ただいま田口議員より、国道、県道の状況については渋滞問題があり、また県予算も非常に厳しい、そのようなご意見がありました。今回のこの意見書について、単なる提出だけではなく、じきじきに申し述べる機会を設けたらどうかという、そのようなご提案がございました。国と県に対しましても、可能であればそのようにしたいと思っております。 以上です。 ○議長(池田芳範君) 田口茂君の2回目の質疑を許可いたします。 ◆19番(田口茂君) わかりました。ぜひ、これは議長にもお願いしますし、山口委員長にもアクションを起こしていただきたいなと思います。 以上です。 ○議長(池田芳範君) 質疑はほかにございますか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) なければ、以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論はありますか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) ないようですので、以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。意見書第2号及び意見書第3号を一括して採決いたします。 お諮りいたします。意見書第2号及び意見書第3号は原案のとおり決することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) ご異議なしと認めます。 よって、意見書第2号及び意見書第3号は原案のとおり可決されました。 △総務生活委員会所管事務調査報告 ○議長(池田芳範君) 日程第4、総務生活委員会所管事務調査報告を議題といたします。 総務生活委員会より所管事務調査報告書が提出されておりますので、総務生活委員会委員長の説明を求めます。 委員長、小池みよ子君。          〔総務生活委員会委員長 小池みよ子君登壇〕 ◎総務生活委員会委員長小池みよ子君) 総務生活委員会所管事務調査報告。 本委員会は、平成27年9月以降、本市の環境問題、特に違法残土の埋め立てについて重点的に所管事務調査を行ってきました。その調査結果についてご報告いたします。 調査は、平成27年9月17日、平成28年4月21日、12月26日の計3回行いました。調査では、花の山地区や志崎地区、武井地区、中地区の残土埋め立て現場を視察し、現況を確認しました。また、これまでの市の対応について聞き取りを行いました。 市はこれまで警察OBの職員採用による指導体制の強化や条例による規制の強化、監視カメラの増設、職員によるパトロールの強化を行ってきました。また、県や警察との連携体制の構築に取り組んできました。その結果、市内で行われていた残土の埋め立ては、現在全て中止され、新たな残土の埋め立ても確認されておりません。市の取り組みが一定の成果を上げていると評価できます。 また、調査を進める中で、本委員会は残土問題の解決には県の支援が不可欠であるとの認識に至りました。そこで、違法残土埋立てに対する茨城県の主体的な対応と実効性のある指導を求める意見書を平成28年第3回定例会において、本委員会から発議し、全会一致で可決しました。なお、本意見書は9月23日に県知事へ提出しております。 平成32年の東京オリンピック開催を間近に控え、都市部の開発に伴い大量の残土の発生が見込まれます。その残土が本市に持ち込まれることのないよう、現在の取り組みの継続を市に求め、本委員会の所管事務調査報告といたします。 なお、詳細につきましては、お手元に配付の総務生活委員会所管事務調査報告書をご確認いただきますようお願いいたします。 ○議長(池田芳範君) ただいまの報告に対して質疑はありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) 質疑はありませんので、以上で総務生活委員会所管事務調査報告を終了いたします。 △閉会中の継続調査について ○議長(池田芳範君) 日程第5、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 本件はお手元に配付の印刷物のとおり、議会運営委員会及び予算決算常任委員会から閉会中の継続調査について申し出があったものです。 お諮りいたします。本件は各委員長から申し出のとおり決定することにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(池田芳範君) ご異議なしと認め、さよう決定いたしました。 △市長挨拶 ○議長(池田芳範君) 以上で今議会に付議されました案件は全て議了いたしました。 市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長、錦織孝一君。          〔市長 錦織孝一君登壇〕 ◎市長(錦織孝一君) 初めに、私ごとで大変恐縮でありますけれども、会期中に滑車神経麻痺になりまして、これまでお休みをいただき、多くの皆様にご心配とご迷惑をおかけいたしました。この場をかりて、深くおわび申し上げます。ふぐあいは残っておりますけれども、日常生活には支障がありませんので、引き続き市政のかじ取りについて今年度の取りまとめを行ってまいりますとともに、新年度に向けた対応をしっかりとこなしていきたいと思います。 さて、2月24日に開会いたしました平成29年第1回鹿嶋市議会定例会も、議員各位の慎重なご審議のもと、提案いたしました全ての議案について可決をいただき、まことにありがとうございました。特に予算面におきましては、3月補正と平成29年度新年度予算の審議において、さまざまなご意見を頂戴いたしました。今後は、いただいたご意見をしっかりと吟味いたしまして、改善点を精査し、市政の発展につなげてまいりたいと思っております。 さて、今回、新たに策定を行いました第三次鹿嶋市総合計画の後期基本計画では、市の将来像を「子どもが元気、香る歴史とスポーツで紡ぐまち鹿嶋」とさせていただきました。新年度からは、ぜひともこの将来像の実現に向け、引き続き市民の皆さんが住んでよかった、そして鹿嶋市の市民でよかったと感じられ、誇りに思えるような市政運営を、そして鹿嶋らしさあふれる新たなまちづくりを積極的に取り組んでまいりますので、議員各位におかれましても、今後ともさらなるご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。大変お疲れさまでした。ありがとうございました。 △閉会の宣告 ○議長(池田芳範君) 以上をもちまして、平成29年第1回鹿嶋市議会定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。                                   (午前11時26分)...